ホースの取扱いについて
Handling of Hose

ホースをより安全に、永く使っていただくために「使用上の注意事項」「配管上の注意事項」「ホース保管上の注意事項」「運搬上の注意事項」「保守・点検の注意事項」「金具およびバンドに関して」の項目を必ずお読みください。
項目を厳守されなかった場合の損害については、当社はその責任を負いかねますので、必ずお守りください。

使用上の注意事項

  • 許容圧力の数値は20℃で許容曲げ半径以上で使用する場合に許容できる最大圧力をあらわします。常時許容圧力に近い圧力が加わる用途には適していません。
  • 許容圧力は最高使用圧力ではありません。長期間継続的に圧力が加わる場合(常用圧力)は、下記の圧力でご使用ください。
    〔クリスタルホース〕許容圧力の1/4以下
    〔タイパワーホース〕許容圧力の2/3以下
  • ホースの許容圧力は、各ホースの掲載ページをご覧ください。許容圧力は、同じ品種でもサイズによって異なるのでご注意ください。
  • ホース性能(許容圧力、耐用年数等)は、周囲温度、流体温度、曲げ状態、金具・バンドの組み合わせにより大きく影響を受けます。周囲温度および流体温度が50℃の場合は、許容圧力は20℃のときの約1/2になります。
  • 使用流体(酸・アルカリ・溶剤・油・薬品)によっては、ホース材質を膨潤あるいは硬化現象を起こすために使用できないものがあります。使用の可否については耐薬品性データをご参照ください。使用できるものについても許容圧力の1/3以下の圧力で使用してください。特に、高濃度の酸・アルカリや暴発性・引火性の強い薬品は、絶対に使用しないでください。万一使用中にホースが破損したときに、人体に重大な損傷を与える恐れがあります。
  • ホースは土中に埋設して使用することは出来ません。土圧によりホースが破損したり、土中のバクテリアの影響でホース材質が劣化する場合があります。
  • 水中のポンプの立ち上がり部に使用される場合、ポンプ停止時にハンマー圧が加わり、ホースが破損する場合があります。許容圧力の1/3以下の圧力となるようポンプ圧を設定してください。
  • バルブを開閉する際は、ハンマー圧が加わらないように3秒以上かけてゆっくり操作してください。ハンマー圧が加わるとホースが破損する恐れがあります。
  • ホースは太陽光や蛍光灯などの紫外線による材質劣化で、変色・硬化したり、オゾンによる亀裂が発生する場合があります。変色や亀裂の兆候が見られた場合は、速やかに新品と交換してください。
  • ホースは消耗品としてご使用ください。
  • 食品用でないホースを食品用途には、絶対に使用しないでください。法の定めるところにより処罰される場合があります。
  • ホースは医薬品用途には絶対に使用しないでください。法の定めるところにより処罰される場合があります。
  • ホースを圧縮空気の配管に使用しないでください。使用条件によっては、ホースが破裂し、事故を引き起こす恐れがあります。
  • 高純度薬品の搬送に使用される場合はご相談ください。ホースの成分が流体中に溶出する場合があります。
  • その他、当カタログに記載されている用途(流体)以外の用途には使用しないでください。
  • 使用済のホースは、各地域の分別処理に従い廃棄してください。
  • PVCを含む製品は800℃未満で焼却するとダイオキシンを発生する恐れがあります。

配管上の注意事項

  • ホースの配管の際、万一の場合に備えホースが破損しても人体や周囲の設備に損傷を与えないよう配慮してください。
  • ホースは圧力により伸び縮みしますので、余裕を持った配管をしてください。ホースをサヤ管や狭い側溝に入れてのご使用は避けてください。ホースの伸びにより硬質部が損傷し、水漏れが発生する場合があります。また、ホースの伸び縮みや振動により、他の設備等にホースが接触する恐れがある場合は、緩衝材や保護チューブなどを取り付けてホースを保護してください。
  • ホースは消耗品です。長期間のご使用によりホース材質の劣化が徐々に進行しますので、異常やその兆候が見られた場合は、速やかに新品と交換してください。
  • ホースを両端固定配管で使用される場合は、許容圧力の1/2以下の圧力で使用してください。両端固定配管で使用される場合、圧力による伸びで、ホースが局部的に曲げ半径が小さくなり、破損する場合があります。加圧時の伸びが小さいタイパワーホースのご使用をお勧めします。
  • ホースを当カタログ掲載の許容曲げ半径以下に曲げてご使用になると、ホースの寿命を著しく低下させる原因となります。
  • 取り付け金具付近でホースを極端に曲げてご使用した場合、ホースの寿命が著しく低下する場合があります。金具部分は1~2mホースが直管状態を保つように配管してください。
  • ホースの水平吊り下げでのご使用は避けてください。ホースが破損する恐れがあります。
  • ホースに衝撃を与えたり、車両や重量物の下敷きにならないよう注意してください。
  • ホースを引っ張って機械を移動させたり、ホースを接続した状態で機械や車両を移動させないでください。

ホース保管上の注意事項

  • ホースは、直射日光や風雨にさらされないように屋内冷暗所に保管してください。ホースを屋外に保管されますと、紫外線によりホースが変色・劣化したり、雨水やゴミがホース内に入る恐れがあります。
  • ホースを大量に積み重ねたり、ホースの上に重量物を置かないでください。ホースが変形する恐れがあります。
  • ホースは許容曲げ半径以上で巻くか、あるいは直管状態で平坦で滑らかな面に置いてください。極端に曲げたり、凹凸のある面に置いて保管されますとホースが変形する恐れがあります。
  • ホースはゴム製品と接触させた状態で保管しないでください。ホースが変色する場合があります。
  • 使用後のホースは、出来る限りホース内の残留物を除去し、洗浄後直射日光の当たらない平坦な場所に保管してください。
  • ホースを通路に放置しないでください。つまずいたり踏んだりした場合、ケガの原因となります。

運搬上の注意事項

  • 地面の上でホースを引っ張ったり、引きずったりしないでください。表面を傷つけ、穴あきを発生させたり、ホースの寿命を短くします。
  • ホースを投げ落としたり、衝撃をくわえないでください。ホースを破損させる恐れがあります。
  • ホースを吊り下げる際は、1点吊りを避け、多点吊りをしてください。

保守・点検の注意事項

■日常点検

日常使用前にホースの外観検査を実施してください。
異常が発見された場合は、直ちにホースを新品と取り替えるか、異常部分の除去等の処置を行ってください。

【1】外観検査

次のような異常が認められた場合、直ちに使用を中止し、ホースを新品と取り替えてください。

  • A.金具付近の異常⇒局部的な伸び、膨れ、湾曲、漏れ
  • B.外傷の有無 ⇒外面の大きな傷、ホース硬質部の割れ、ホース谷部のひび割れ
  • C.ホースの異常⇒つぶれ、変形、折れ、内面の膨れおよび剥離
  • D.その他著しい劣化⇒著しい変色、硬化、膨潤、ひび割れ等

【2】水圧検査

新品ホースの加圧時の伸びを判定基準とし、定期検査の値が初期値の1.5倍以上になれば直ちに使用を中止し、ホースを新品と交換してください。
尚、検査は必ず許容圧力以下の圧力で実施してください。必要以上の高い圧力での検査は、ホースの寿命を縮める可能性があります。

  • ホースの接続部、カップリング部、クランプ部等は、使用中に緩むことがありますので定期的に検査をしてください。
  • 以上の項目を厳守されなかった場合は、当社はその責任を負いかねますので必ずお守りください。

金具及びバンドに関して

  • ホースに挿入するニップルの外径は、ホース内径とほぼ等しいか、少し大きめのものを使用してください。ニップルの外径がホース内径より小さい場合には、水漏れや金具抜けなどの事故が発生する恐れがあります。
  • 市販金具・バンドをご使用される場合、締付け不十分とならないよう取扱説明書等をよく読んで正しくお使いください。また、形状によりホースの許容圧力を維持できなかったり、取り付けができないものもありますので、事前にご相談ください。
  • ご支給いただく金具についても、前項同様事前にご相談ください。
  • 締め付けるバンドの種類、バンドの本数、締め付け力によりホースの耐圧性能は変化しますのでご注意ください。
  • ホースに挿入するニップルや接触物の材質が合成樹脂の場合、材質によってはホースの成分が移行し、ニップルや接触物が劣化及び変色する場合があります。お客さまにて適合性を十分検証していただくか、弊社までご相談ください。

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